霊というと怖い印象を持つ方も多いのではないでしょうか。人は死んだら霊になると言われているため、そのように感じるのかもしれません。想像が及ばない死後の世界に関する事だからこそ、恐怖を感じるのでしょう。
しかし、霊にもさまざまな種類があり、恐れる必要のない霊もいるのです。例えば守護霊は、私達を守ってくれる存在です。霊のことを詳しく知れば、恐怖心もなくなるかもしれません。今回は守護霊および背後霊について、ご紹介します。
その名の通り、私達を守護してくれている霊、それが守護霊です。守護霊は、誰にでも憑いているといわれています。しかし、私達に直接アプローチをするのではなく、指導霊や支配霊、補助霊などの力を借りて、守護をしてくれています。さまざまな背後霊が存在し、これら全ての霊が一丸となって私達を守ってくれているのです。とても心強いですね。
しかし、守護霊とは一体何者なのでしょうか。ご先祖様が守護霊であることが一般的なイメージですが、霊界で属していた類魂に関係する霊であったり、人によっては自然霊が守護霊だったりする場合もあるようです。
守護霊は背後霊の一種ですが、その他の指導霊・支配霊・補助霊などを動かしている、いわば霊のリーダーのような存在です。守護霊は、霊格の高い高級霊がその役目につくため、他の霊より上のランクにいる霊なのです。そのため、「主護霊」と呼ばれることもあり、その人の守護をするメインの霊になります。
守護霊は1人の人間につき1人と思われがちですが、これには諸説があります。守護霊は1人につき3人程度という説もあれば、30人程度という説もあるのです。
指導霊は複数憑いている場合が多いといわれています。そして、その人の持つ才能(芸術やスポーツ、学問など)や能力のサポートをしています。
支配霊は出会いや運命の道筋、行く末などをコントロールしてくれる霊です。人生においての転機の際には大いに力を発揮しています。また、上記で説明した指導霊のリーダーでもあります。
補助霊は指導霊達のサポートをする霊で、霊格は高くはありませんが、地上に近いところで活躍しています。また、補助霊は血縁者である場合が多いといわれています。
誰もが守護霊・背後霊に見守られ、導かれながら生きています。守護霊や背後霊は、私達の魂の成長や持って生まれてきた使命を果たすために力を貸してくれている存在です。そして、ある一定のレベルにまで魂が成長すれば、より一層レベルの高い守護霊に入れ替わり、更なる成長のために尽力してくれるのです。
人生の場面において必要な能力や才能を引き出すために、時には指導霊が入れ替わったりもします。しかし、あまりに怠惰に生きていると、守護霊も力を発揮できず、ただ見守るだけの存在になってしまいます。その人が一生懸命に生き、成長をしようとする日々の努力がなければ力を貸すタイミングもやってこないのです。
守護霊の力を最大限に引き出すのも、眠らせておくのも自分次第です。
自分はひとりぼっちだ、と思いながら生きている人もいるかもしれません。しかし、人は誰しもひとりぼっちではないのです。目には見えないけれど、すぐそばで、いつでも、ちゃんと見守ってくれている存在がいます。
自分にできる限りのことをし、精一杯生きていけば守護霊は、より一層力を貸してくれるようになります。そして、守護霊のレベルアップと共に自分自身もどんどん成長することができます。
この世に生まれてきてから、これまでずっと、そしてこれからもずっと見守ってくれる守護霊に感謝しながら生きましょう。