絶体絶命！不倫相手の奥さんにバレたときの対処法

誰かと不倫している場合、「不倫していることが相手の奥さんにバレたらどうしよう」と不安を感じることもあるのではないでしょうか。不倫がバレてしまえば、相手の男性が自分との別れを選び、奥さんの元に戻ってしまう可能性もあります。一方、奥さんには別れたとウソをつき、再び密かに関係を続けることができるかもしれません。

しかし、夫を責めるだけで奥さんの怒りが静まらないことも十分考えられます。不倫相手である自分に対して何か攻撃をしかけてくる可能性もあるのです。その攻撃の代表的な例が慰謝料請求です。奥さんには、夫と不倫相手に対して「精神的苦痛に対する損害賠償」として慰謝料を請求する権利があります。

ここでは、慰謝料請求を中心に、不倫がバレたときの対処法についてご紹介します。

裁判による慰謝料請求を回避する

奥さんがどのような形で慰謝料を請求してくるかはケースバイケースです。口頭で請求する人もいれば、内容証明郵便を送達する人もいます。また、不倫相手への怒りが大きく、裁判を起こしてプレッシャーをかけてくることも十分考えられます。

奥さんが夫に慰謝料を請求する場合には、裁判前に調停を設ける「調停前置主義」が適用されますが、不倫相手への慰謝料請求にはこの制度が適用されません。突然裁判を起こされる可能性もあるでしょう。

裁判になると、慰謝料の支払いに強制力が働く可能性ばかりでなく、裁判所からの訴状が特別送達で自宅に届き、家族に不倫の事実を知られる可能性も高まります。こちらも弁護士を立てたり、公開法廷で尋問を受けたりといった精神的苦痛を強いられることになってしまうのです。

裁判を避けるためには、示談に持ち込んで裁判で認められる相場以上の慰謝料をこちらから提示する方法が有効です。不倫の慰謝料に算定基準はなく、裁判所では個々の事情を勘案するため幅がありますが、相場は200万円前後と言われています。それ以上の提示となると大きな出費ですが、穏便に済ませるためには必要な出費です。後で不倫相手の男性に求償すれば、その一部を取り戻せる可能性があります。

慰謝料を抑えるための交渉術

奥さんの出方にもよりますが、お互いに冷静に話し合える余地がある場合には、交渉によって慰謝料を減額できる可能性があります。まずは、奥さんから慰謝料の希望額を提示してもらいます。提示された通りの金額を支払えばすぐに示談が成立するでしょう。しかしその金額に納得できない場合は、こちらの責任を軽減する根拠を話し、理解を求めてみてください。

確かに、不倫相手の奥さんには慰謝料を請求する権利があります。しかし不倫以前に相手の夫婦関係がすでに破綻していた場合には、不倫と破綻との因果関係が認められず、慰謝料の請求ができないことになっています。

また、相手主導で不倫に至ったということも、慰謝料減額の要因となり得ます。しつこく関係を迫られ、流されて不倫を継続してきた事実がある場合には、奥さんに話して温情にすがるのも一つの方法です。

不倫がバレたことをきっかけに略奪愛も

不倫がバレると、奥さんに慰謝料を支払った上で相手の男性と別れさせられるという、不倫女性に厳しい結末も少なくはありません。しかし一方で、不倫によって相手の夫婦関係が破綻し、離婚に至るというケースも多いものです。

不倫とは言え、相手の男性の気持ちがこちらに傾いていれば、略奪愛のチャンスが残されていることになります。ただし、こちらとしても相当の覚悟が必要です。離婚となるとそう簡単に話が進むものではなく、厳しい長期戦に耐えなくてはいけません。

また、奥さんへの財産分与や慰謝料、さらに子供がいる場合は養育費などの面で夫婦間の話し合いが決裂し、離婚調停や離婚裁判にまで発展する可能性があります。そうなると、調停や裁判でこちらへの慰謝料請求についても話し合われる確率が高まります。

注意すべきは、不倫が原因で離婚したことが認められると、支払うべき慰謝料は通常よりも高額となる傾向があることです。これらの犠牲を払い、耐えることで略奪愛を成功させるのです。

おわりに

不倫を知った奥さんがあなたに制裁をしかける場合、多くは慰謝料請求という手段に出ます。そのときに交渉の余地があれば、根拠とともに減額を提案すると良いでしょう。一方で、慰謝料を支払ってでも略奪を望むのであれば、相当の覚悟を持って挑む必要があると言えます。どちらを選ぶかは自分次第ですが、どちらにしても弱気にならず、毅然とした態度で臨むことが大切です。