年齢に関わらず、誰かに恋をする気持ちは止められなくなってしまうこともあると思います。しかし、すでに付き合っている彼がいるのに他の誰かを好きになってしまった場合は、どんなに素敵な恋でもリスクを伴ってしまいます。始めはよいかもしれませんが、別れるときが大変です。本命にバレたり、ストーカーのように付きまとわれたりするなどの修羅場に発展してしまうかもしれません。
今回は、後腐れなく浮気相手と別れるための方法を「準備」「実践」「事後処理」の3つに分けてご紹介します。
双方の了解のもとで付き合っていても、浮気相手がこちらを束縛するような言動をし始めたら要注意です。「都合のいい2番手では満足できない」というサインの可能性が高いためです。少しでもこう感じたら、別れ時と考えた方がよいでしょう。
具体的には、会う回数を減らしたり電話やメールを控えたりするなど、少し距離を置くのが賢明です。察しのよい相手でしたら、それだけで分かってもらえるかもしれません。そうでなくても、距離を置くことで気持ちの冷却効果があります。「少し距離を置く」というワンクッションを挟むことで、相手もある程度の心の準備ができるでしょう。
上手に別れを切り出すには、タイミングも計算に入れておかなければなりません。大切なのは相手に考える猶予を与えないということです。
たとえば、軽い食事やお茶をした後「そろそろ出ようか」とお店を出る間際です。このタイミングだとまた店に戻るのも不自然ですし、相手に反論の猶予を与えることなく、その場を去ることができるでしょう。
その切り出し方ですが、あくまでも自然に話します。普通の会話のように切り出すことで、相手に考える隙を与えず、自分のペースで話を進めることができる可能性が高まります。
別れ時を見極めたら、別れる理由を用意しておくことが大切です。理由もなく別れを切り出すと、相手がパニックになって後々までもめることになってしまうかもしれません。
こちらは相手が本気になる前に別れたいのですが、ただ別れて欲しいというのではあまりにも身勝手です。「本命がいるから」というのも、絶対に止めましょう。かえって本命との仲を裂くための嫌がらせに発展しかねません。
おすすめは、自分の都合ではなく相手のためだと思わせることです。妻や子どもがいる浮気相手だったら、「家庭の幸せを大事にしてください」と言えば、それ以上食い下がる人は少ないでしょう。相手に本命の彼女がいない場合でしたら「私と付き合うより、自分の幸せを考えた方がいいと思う」などと言うのがおすすめです。
別れの理由を告げる際のポイントは、しゃべりすぎないことです。普段の会話のように要点だけをさらりと伝えましょう。
さて、浮気相手と別れることができたとしても、それで終わりではありません。後でトラブルを生まないために、やっておくべきことが2つあります。
まず、携帯の通話やメールの履歴はもちろん、パソコンの履歴も完全に消去してください。浮気相手と食事をしたお店の番号、予約メールも残してはいけません。とにかく浮気の痕跡はすべて消し去ることが賢明です。
浮気相手との連絡手段として使っていたツールの番号やメールアドレスは、変更するのが無難です。スマートに別れられたとしても、「また連絡を取りたい」という情がわくこともあるかもしれません。このような感情に流されていては、いつまでもズルズルと関係を引きずることになってしまいます。せっかく別れることができたのに、また修羅場の種を抱えこむことにもなりかねません。
思いきって連絡手段を断つことで、本当の決別ができるでしょう。連絡できなければ気持ちはクールダウンし、多くの場合自然消滅します。
浮気をしている人は、実は「本命」が一番大切なものです。それなら浮気などしなければよい、と考える方もいると思いますが、つい浮気してしまう恋多き女性も多いものです。
浮気による修羅場を避けるために一番大切なのは、浮気相手が本気になる前に別れることです。男女関係のトラブルを円満に解決するためにも、今回ご紹介した別れ方をぜひ参考にしてください。