かっさとは、古くから中国に伝わる伝統的な民間療法の1つです。専用のプレートを使用して手軽にマッサージを行えることから、再び注目を集めています。すっきりとしたフェイスラインやたるみのない頬などは、女性の永遠の憧れですよね。かっさマッサージには女性に嬉しい効果が満載です。今回は、かっさマッサージのやり方についてご紹介します。
かっさとは、約2500年前から中国に伝わる民間療法の1つです。かっさは漢字で「刮莎」と書き、「刮」は「けずる」、「莎」は「滞っている血液」を意味しています。体の痛みを取り除くために、石や牛の角などを使用して体を刺激したことが始まりだと言われています。
現代では、かっさマッサージ専用のプレートを使用してマッサージを行います。プレートを使用して皮膚の経路やリンパ節などを刺激することによって、滞った血液をスムーズにすることが可能です。
かっさマッサージには、体内の老廃物や余分な水分を排除する働きを促す効果があります。そのため、小顔を目指している方には最適なマッサージ方法と言えるでしょう。
かっさプレートを使用して顔をこすることによって、顔のむくみを解消したり、リフトアップ効果などを期待することができます。
かっさマッサージを行う際は、かっさ専用のプレートと、肌を摩擦で傷付けないためのマッサージクリームを用意してください。かっさプレートの種類は豊富にあるため、素材や形など、自分に合ったものを選びましょう。
1.かっさプレートの長い方を使用して、耳の前をこすります。こめかみから下向きにプレートをすべらせてください。
2.顎の下から耳に向けて上方向にこすります。
3.鎖骨のくぼみ部分を内側から外側にかけてこすります。
4.次に、かっさプレートの先端部分を使用して額全体をほぐしましょう。眉の上から生え際にかけてほぐします。細かくらせんを描くようにこすってください。
5.小鼻の横から顔の外側に向けて、細かくらせんを描くようにこすります。顔の中心から外側に向けて老廃物を流すようなイメージで行ってください。口周りや目の周りなど、気になる箇所は丁寧に細かく円を描きましょう。
6.1~5までの手順を5回ずつ行ったら、老廃物を鎖骨に流します。かっさプレートのカーブ部分を使用して、額から耳、小鼻から耳、口角から耳、顎の下から耳にかけて老廃物を流しましょう。耳に集めた老廃物を耳の付け根から首にかけて流し、最後は鎖骨に流してください。かっさマッサージが終わったらマッサージクリームをきれいに洗い流しましょう。
さまざまな美容効果が期待できるかっさマッサージですが、十分な効果を得るためには、いくつか注意点を守る必要があります。
顔の皮膚は敏感で傷付きやすいため、かっさマッサージを行う際は力を入れ過ぎないように気を付けてください。軽く肌にあてる程度の力加減を心掛けましょう。
また、毎日かっさマッサージを行うと肌を痛めてしまう恐れがあるため、週に1回から2回程度の頻度で行ってください。
かっさマッサージは、入浴後の血行が良くなっている際に行いましょう。食後2時間や飲酒後のマッサージは控えてください。
かっさマッサージを行った後は体を十分に休め、冷やさないように注意してください。また、水分補給も忘れずに行いましょう。
かっさマッサージのやり方をご紹介しました。かっさプレートには、むくみや老廃物を排出する働きを促すため、小顔を目指す方に最適のマッサージ方法です。手軽に行うことができるため、ちょっとした空き時間などに試してはいかがでしょうか。